- 2007-01-12 (金)
- website
シンプルでコミカルなキャラクターを使ったベルギーの広告制作会社のサイト。場面転換のアニメーションが小気味良くて楽しいです。コンテンツ自体のボリュームが少ない場合に有効な手法ですね。
画面遷移はアニメーション(ユーザー待機)で、遷移後はサクサクブラウジング(ユーザーにストレスをかけない)という区別がしっかりできているので、気持ちよくサイトを巡れます。
こういう「手作業感のある作り込まれたサイト」を見る度に思うことがあります。
昨日紹介したgroup94もベルギーの制作会社で、どちらのサイトとも素敵なのですが、方向性は違いますね。
group94は、素材(主に写真)を、より良く見せるためのデザインやUIが特徴。主役を活かすために、ボタン等のインターフェースは単色や矩形のシンプルなものが多いです。
そのクールなテイストに憧れ、影響されてしまうのですが、次のような誤解(勘違い)をしてしまいがちです。自戒メモ。
- パーツのシンプルなので、「僕にも作れそうやん」と思う甘さが破滅への第1歩。
- パーツがシンプルで作り込まなくていいから楽という誤解。←ユーザーの事を無視してる&自己都合です。
- 下手にトゥイーンクラスとかで、「っぽい動き」の作り方を覚えてしまうと、さらにタチが悪くなる。
- そもそもテーマとなる素材がショボイ場合、「何を引き立たせるの?」ってことになり、ダメージはさらに大きくなる。
- 矩形とスクリプトアニメーションである程度できてしまうため、深く考えずにとりあえずスクリプト書き始めて、後でパラメーター調整すればいいやと気が緩む。←結局は初期デザインのまま未調整でズルズルと終わってしまう。
極端な例で書いてみましたが、お恥ずかしい話ですが、思い当たる節があるのです。
そもそも僕がグラフィックから徐々にコーダー寄りになった理由は、スクリプトによる圧倒的な生産性(時間効率)に魅力を感じ、世界中のシンプルでクールなサイトを多く見ていくうちに、「ボタンとか背景作り込むより、(デザイン・レイアウトの原則系の本にあるような)レイアウト・アフォーダンス・マジックナンバー7・黄金比とかのルールを踏み外さなければ、あとは他の作業に時間をかけた方が良くね?」と考えたからだと思う。(他の作業って何や!早く終わらしたいだけちゃうんかいと小一時間問い詰めたい。)
「形態は機能に従う(by ルイス・サリヴァン)」にも通ずるのですが、コンテンツを最も効果的に伝える方法を突き詰めた結果、シンプルクールなUIになりました、というのが理想。
キャラクターアニメーションのように、パッと見で、その作業時間が推し量れる仕事も、シンプルでクールな動きをスクリプトで作る仕事も、とにかくサイト訪問者の事を考えて、血尿がでるぐらい考え抜いて作り込まないと、いつまでたっても立派なクリエイターになれない。この戒めを絶対忘れないようにしたい。(案件のギャラによって、ダークサイドに落ちかけてしまうが、そんなダメ人間にならないのが今年の目標。)
「必死にやる!」
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