- 2007-10-18 (木)
- books

フェルマーの最終定理 (新潮文庫)
洋書「Making Things Move!(AS2版)(AS3版)(間もなく登場AS3日本語版)」や、ネット上でよく見る、数学的スクリプトアニメーションのサンプルの数々を目の当たりにして、ActionScript やるなら数学と物理が必要じゃねーか!!と気付いて焦っている文系だった人が、数学を勉強していくためのテンションを上げるための1冊。
「フェルマーの定理」が何であるかは Wikipedia を見ていただくとして、この本では、フェルマー本人がその定理を発想するに至る経緯、その参考になった先達の歴史的発見、そして「フェルマーの最終定理」という難問に立ち向かった多くの数学者達、その数学者達を数学に引き込んだ数学の魅力などが書かれています。数学パズル的な問題も紹介されています。
いつものように、無理矢理にでも Flash と関連づけて読書しているのですが、数学界と Flash 業界に共通点を見たりするとワクワクします。業界問わず、学ぶ姿勢というのはこういうものなんでしょうね。
- 基礎ができていないと駄目。
- 1冊の聖典、良著を読みまくることで基礎を固める(Essential ActionScript 3.0 かなぁ。最近読めてないけど。)
- 必要だけど存在していないものは、自分で作っちゃう。(虚数 i の存在とかです)
- 他の人が発表した証明(フレームワークですねw)を活用して別の問題に立ち向かう。
- 一見関係ないような知識同士が結びついて、一気に状況を打破できる場合がある。
- ハマりすぎた人がいることで業界が成り立つ。
- 上記に関連して、生活が破綻する可能性が高いせいか、業界に女性が少ない。
- 才能は若くして尽きてしまう(これは怖い。。)
- 子供の頃から数学が好き(Flash の凄い人達は中学ぐらいで PC 触ってたとよく聞く。これは僕には今更どうしようもないな)
相変わらず精度は低いけども翻訳したりしてる自分としては「当人は(数学界で)たいした結果を残していないけども、その人が翻訳した数学書を読んだ数学者の助けとなった」とか励みになります。
今 Flash やってる人が興味津々な DisplacementMapFilter 辺りの理論がすぐに身に付くとか、そういうことはないのですが、数学から遠ざかっていた人が「数学を好きになる」ための本としては良著だと思いました。数学からしばらく離れているとすぐ忘れてしまう大きめサイズの記号(「Σ」とか)が出てこないのがありがたい、でも読んだら誰もが頭が活性化する、そんな本だと思います。
「数学ガール」の後半が難しく感じた(正直ストーリーだけ追ってしまいました orz)僕でも今のところ楽しく読んでいます。
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