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Adobe MAX Japan 2007 感想文:ROXIK 城戸さんの

Flash による 3D 空間の創造とメカニズム

ROXIK 城戸雅行さんの発表。3D は「もうひとつの世界」を作ることができるのが魅力とのこと。

まずプレゼンコンテンツが凄かったです。プレゼンの導入部分だけで FWA クオリティ。パーティクルがいろんな形状に組み上げられ、アニメーションしてました。きっと子供が見たって大喜びすると思います。たしか「DIGITAL TOYS」が絵本的コンテンツを目指されていた(ようなコメントをどこかで見たような)気がしますが、今回のプレゼンコンテンツも「3Dスゲェ」というだけでなく「ボールが跳ねてカタチになって、また崩れて・・・」という表現が、老若男女がワクワクできる気持ち良さがある感じ。なんというクリエイティブスキル!

導入部分から世界レベルの作品を見れたので既に満足でしたが、そこから発表に入り、そこでも3Dのキャラ達がワラワラ移動して発表タイトルを人文字してくれる3D表現。こういうのって一旦ベースとなる秩序を実装すればあとはいろいろ設定できまくれる感じなのかなぁ?発表内容としては城戸さんの制作物を紹介してくださった後、簡単なサンプルを制作しながらご自分の制作環境を紹介。

LightWave3D でモデリング& Fireworks でテクスチャ貼りする作業結果を、リアルタイムで FlashPlayer で確認できるプレビューツールを自作されたとのこと。このプレビューツール自体が世界レベル。
で、完成したモデリングデータを Flash で読み込める形式でエクスポート。各頂点座標・テクスチャ情報等を数値データの配列オブジェクトとして Flash で読み込むらしい。この書き出しツールも城戸さんの自作(以前雑誌ではこのエクスポーターはPHPで書いたと仰っていたと思う)。なんというプログラミングスキル!

この後、3Dを学習する上での「壁」について言及。3D学習は2Dよりも基礎を克服する際の苦労はあるけど、それは必ず活かされると熱く説かれていました。それは Papervision3D だろうが、将来的に Flash に3Dが搭載されようが、とにかく乗り越え&身につけておくべき「壁」なので、極論は自分で3Dエンジンを作るぐらいの努力が必要。

3D の基礎として紹介されていた事柄は「Making Things Move!」(日本語版も出たようですね)でも解説されているのでオススメ。たとえばオブジェクト回転について、せっかくAS3で処理能力向上したのだから、2D回転の場合でも3D回転アルゴリズムで実装してみる習慣を付けてみるとかそういうとこから始めると良いかも(と仰っていたかも)。

さらにベクトル移動といった数学的な基礎知識固めについては、城戸さんも持ってらっしゃるという「ゲーム開発のための数学・物理学入門」を頑張って読めば基礎固めとしてはいいのではないでしょうか。

今回は基礎学習の導入部分の紹介だけで、その次のステップとして何をやるとよいのかについては残念ながら発表時間の都合上、カットされたようでした。基礎学習部分については、上でオススメした2冊をこなせばそこそこ身に付くと思うので、その次ステップの話が猛烈に聞きたかったです!
まぁ基礎を身につけられれば、テンションも上がって自ずと自分の作品とか実験を繰り返すようになるのかもしれませんね。

すごく素敵なプレゼンテーションでした。ありがとうございました。

Comment:3

birdly 2007-11-05 (月) 22:19

はじめまして。いつも一方的にお世話になっています!
城戸さんのセッションは満席で参加できなかったので、こちらのレポートで垣間見ることが出来て嬉しいです。
ところでちょっとお聞きしたいことがありまして、trick7で薦められているAS3版の"MakingThingsMove!"の購入(日本語訳版を)を検討しているのですが、これはAS2版の数学的アニメーション解説と同じ内容もフォローしているのでしょうか?それともまた別の切り口の本になっているのでしょうか?
いきなりで恐縮ですが、、参考にお聞かせいただけると幸いです。
ちなみにMAXの会場でお見かけしたのでお話させていただきたかったのですが、大勢に囲まれていたので踏み込めませんでした・・いつかご挨拶できる機会がありましたらよろしくおねがいします!

tera 2007-11-05 (月) 22:57

>birdly様
はじめましてこんばんはー。
城戸さんの僕のこのレポートでは絶対に垣間見れないぐらい凄いセッションだったんですよ(笑)

>これはAS2版の数学的アニメーション解説と同じ内容もフォロー
MakingThingsMove AS2版との共通点ということでしたら、「同じ内容」になります。三角関数の説明から加速表現、3D表現など、「解説する概念&手順、作るサンプルは同様で、それをAS3で作った。冒頭にオマケとしてAS3の基礎が追加されている」感じですね。僕は洋書AS2版, AS3版, 日本語版(明日届く)全部買いました。僕を成長させてくれた本なので、一生お布施していくと思いますwww
とりいそぎこんな感じです。今後ともよろしくです。

birdly 2007-11-05 (月) 23:29

ご返答ありがとうございました。
早速amazonで購入しましたっ!

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持っている Flash & ActionScript 関連本の中から、自分的おすすめの読む順番をご紹介。各書籍のレビューは books カテゴリからご覧頂けます。
この順番でどう?(AS3.0)
  • Adobe Flash CS3 詳細! ActionScript 3.0 入門ノート (DVD付)
    Adobe Flash CS3 詳細! ActionScript 3.0 入門ノート (DVD付)

    デザイン方面からFlashデビューして、そのままAS2.0を使うようになった人が、難しいと評判のAS3デビューする時の最初の1冊として、とにかく目を通しておくと良いかと思います。プログラミング経験の少ない方でも、サンプルをじっくり読めば、ゼロからのAS3デビュー可。
  • ActionScript 3.0 アニメーション
    ActionScript 3.0 アニメーション
    洋書「Making Things Move!」の日本語訳本。ActionScript3.0で数学的アニメーションを作ることがメインテーマなのですが、前半部分でAS3.0の基礎を分かり易く解説されています。後半の重力, IK, 3D表現等のアニメーション解説も楽しい。僕はこれのAS2.0洋書版を読んでFlashの面白さに気付きました。
  • Essential ActionScript 3.0 (Essential)
    Essential ActionScript 3.0 (Essential)

    900ページ以上ある相当分厚い本。基礎からOOPまでを解説。ほぼ網羅しているので、これを抑えておけばAS3博士になれそう。
  • Actionscript 3.0 Cookbook
    Actionscript 3.0 Cookbook

    ActionScript3.0のリファレンス本。問題とその解決法が1ページぐらいで細分化されているので空いた時間にちょっとずつ読み進められる。WebでAS3のソースを見て勉強する時の字引としても使う。ただ、時期的に初期の本なので、AS3自体が仕様変更してたりするので正誤表は必読。
  • Object-Oriented Actionscript 3.0
    Object-Oriented Actionscript 3.0

    7/23に発売されたFlash&OOP本。AS2.0版は持っているのだけど、オブジェクト指向の初歩的な解説から入って、後半は僕の理解を超える難度になっていきました。今度こそ理解できるか?
この順番でどう?(AS2.0)
  • Foundation Actionscript Animation: Making Things Move (Foundation)
    Foundation Actionscript Animation: Making Things Move (Foundation)

    スクリプトでアニメーションさせる方法を学べる。プログラムの知識というよりも数学や物理の知識が必要。バネの表現や3D表現など、汎用性の高いテクニックを身に付けられ、個人の表現力をレベルアップするのに最適。参考までに、僕が調べた英単語リスト。2007年4月に、AS3対応版も発売されました。
  • ゲーム開発のための数学・物理学入門 Beginning Math and Physics for Game Programmers
    ゲーム開発のための数学・物理学入門  Beginning Math and Physics for Game Programmers

    「Making Things Move!」の世界を突き詰めたい人用のステップアップのための本。行列や物理運動、2D/3D表現。Flashの本ではなく、じっくり読むタイプの本なので、あとまわしにしてもいいかも。
  • Flash 8 Essentials
    Flash 8 Essentials

    Flash8の新機能を紹介。全10章が独立した構成で、興味のある部分から読めます。フィルタやビットマップ、ビデオの使い方とかを、基礎から順を追って理解していけるので、ゼロからスクリプティングできるようになる。僕はビットマップ関連の作業の際のリファレンスとして常用しています。
  • .fla―Idea of Flash Creation
    .fla―Idea of Flash Creation

    上の本でFlash8の基本を身に付けて、それをどう面白い表現に落とし込むかを学べます。深津さんの、試行錯誤・実験しやすいスクリプティング、クラス設計に凄さを感じました。YouTubeやFlickrのAPI、PHPとの連携記事も。
  • FLASH ActionScript 2.0入門完全ガイド+実践サンプル集 [CD-ROM付]
    FLASH ActionScript 2.0入門完全ガイド+実践サンプル集 [CD-ROM付]

    ここまでで表現力が付き、テンションが上がるので、その勢いで難解なオブジェクト指向に挑戦。プログラム経験のない人がいきなり英語のOOP本を読むのは厳しい。この本で継承とかインターフェースとかポリモーフィズムとかの用語を理解しておくといいかも。
  • オブジェクト指向でなぜつくるのか―知っておきたいプログラミング、UML、設計の基礎知識―
    オブジェクト指向でなぜつくるのか―知っておきたいプログラミング、UML、設計の基礎知識―

    Flashの本ではありませんが、OOPの概念を気軽に読めるボリュームで解説してくれます。英語と日本語のOOP用語の対応を図るためにも「Object-oriented Actionscript for Flash 8」と併読するのがおすすめ。なんとなく読んでおくだけでも結構違うのでは。
  • Object-oriented Actionscript for Flash 8
    Object-oriented Actionscript for Flash 8

    前半はOOPの利便性や基本の紹介。デザインパターンやMVCの理解。13章からグッと難しくなって大変。Flash8対応。
  • Essential Actionscript 2.0
    Essential Actionscript 2.0

    上の本よりもさらにOOPプログラマ向け。同じOOP本ということでやや重複しており、こちらはMX2004時代の本なので見送ってもいいかも。分かりやすい英語で良著。この本のAS3版が出たら間違いなく買い。

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