- 2008-02-16 (土)
- diary
ファミコンの時代の「裏技」は、制作者が意図的に仕組んでおいたコマンドではなく、本当にプログラムのバグをついた裏技があり、その裏技を実行した結果、ファミコンをリセットしないと戻らないというものもありました。そういう「裏技」は事前にファミコン雑誌を読んで知った内容を意図的に再現するとか、データをセーブする仕組みが登場する以前のカセットに多かったこともあり、「バグへの怒り」ではなく「何かいけないものを見てしまった嬉しさ」が勝っていたような記憶があります。
企画者の立場として「人に教えたくなるコンテンツ」いわゆる「バイラル・バズ(このキーワード使うの恥ずかしい感じするけど・・)」には興味があるのですが、その手段として「裏技」的なものを Flash に持ち込めないかと思ったりもします。「このサイト、ここをこうするとこうなっちゃうんだぜ!笑かすよなぁ。」みたいなことって人に言いたくなるんじゃないかなぁと。
もちろん「怒り」>「嬉しさ」になってしまってはいけないので、
- ショッピングカートの途中とか、苦労して入力してきた作業をリセットさせてしまう。
- バグのせいでクライアントの信頼を下げてしまう。
- ブラクラのように Flash コンテンツ以外にも影響を与えてしまう。
という状況では使えないので、気軽に楽しめる感じの個人作品コンテンツが仕込み先としては適当でしょう。
そうやってユーザー側に「バグを裏技として許容してもらえる」雰囲気を普及させるもう一つのメリットは、最近減ってきているらしい個人作品 Flash を少しでも盛り上げるきっかけになるんじゃないかなぁと。
今時の Flash コンテンツを作ろうとすると、ローディングバーは実装しないといけないし、映像流すならビデオプレイヤー作ったり、ボタンはマウスオーバーで変化させて分かりやすいようにしたり、いちいちトゥイーンした方が Flash っぽいから実装してみたり etc... 肝心の作品のキモを作るまでの道のりが長くなってしまうので、どうしても手が動きにくくなります。作品自体はコマ送りアニメだけで作れそうなのに、ローディングをつけないとまずそうな雰囲気のせいで、わざわざ ActionScript を勉強するハメになるとか、そういうのもったいない。ファミコンカセットの時代にはローディングバーなんてなくて、画面上に「しばらくお待ちください」の表示だけだったり、それすらなくてただ真っ黒な画面だったりしてましたが、子供の僕はそれでも文句言わずに待ってた気がします。要はその先のワクワク感さえ抱かせればいい。それが難しいのだけどw。
もちろん、デバッグに注力するプロ意識をなくして OK よという意味ではなく、参入&公開障壁が高いせいで面白い Flash コンテンツが生まれにくくなるのはもったいないという意味で。
ユーザーは6秒待たされたら次のページにいってしまうとか言われてますが、最近はソーシャルブックマークの普及により「知人が面白いとコメントしていたから見てみる or 総ブックマーク数」がきっかけでアクセスすることが増えたので、知人のコメント次第で僕は意外に待てますよ。
みんな初等教育で Flash(Processing) やればいいのにと本気で考えている僕は、そういう雰囲気の中から「一発芸的な Flash 作品」の総数がもっと増えればいいのになと思ってたりします。
と理屈っぽく書いておけば、これから自分が個人作品作る時にごまかしやすくていいかなと。どうしても一人で作ると予期せぬバグが潜んでしまう。
「おお〜。そんなバグあったんだ。よく見つけましたねw。」って言いたい。(in バグ取りしてる土曜の朝)
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