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Wii 用ゲーム「ミセエラビル」を作りました

miseerabiru.jpg

リクルート「DESIGN SHOWCASE」という企画にクリエイターとして参加させていただきまして「ミセエラビル」という Wii インターネットチャンネル用コンテンツを作りました。Wii 本体からアクセスしてくださる方は下のリンクからアクセスしていただくのが簡単です。

ミセエラビル(http://www.designshowcase.jp/hotpepper/mtl/terai/)

「ミセエラビル」は Wii または PC で最大4人まで遊べるゲームです。画面に表示される好みの料理を選んで(FIRE! して)画面を登っていきます。相手に蹴落とされた人以外が全員 FIRE したら次の階に登っていきます。これを7回繰り返すと、最上階ではみんながそれまで選んできたお店と料理の傾向がリストアップされますので、条件を自由に掛け合わせて飲食店を1店に絞ります。「お店ジャンル」「料理ジャンル」の両1位のパネルをクリックしたときに表示されるお店が「みんなが一番納得できるお店」ということになります。検索条件は「携帯クーポンがあるお店」のみに絞っていますので、それなりにお得です。

miseerabiru2.jpg
(最終検索画面)


テーマ

「ホットペッパーの飲食店情報を使うこと」というお題が与えられ、コンテンツを考えることになりました。自分の個性を出して OK ということだったので、自分がユーザーだと仮定してサービスを考えたところ、以下のような命題に決めました。

友達に「何食べたい?」って尋ねられた時、味音痴&優柔不断な僕はいつも「なんでもいいよ〜。」と答えてしまいます。そして時々、僕みたいな「なんでもいいよ人間」ばかりが集まってしまうことがあります。率先して店を選ぶアグレッシブさも持ち合わせていないし、かといって「どうする?どうする?」とグダグダ時間が過ぎてしまうのももったいない。

そんな時、みんながなんとなく食べたい料理ジャンルを提案し合えて、みんなが納得できる1件を選び出せるような仕組みがあれば便利かなと思いました。検索条件を決める決断力もない人達のための「妥協型検索」の提案です。みんなの意思を反映してお店を決める仕組みなので、もし行った店の料理がマズくても「みんなで選んだんやし文句は言えないわな。」という防波堤が欲しいのです。

コンテンツ内容

上述の通り、命題はネガティブですが、それをどうやってポジティブな感じにできるかを考えました。

今回プラットフォームに Wii を選んだのは、やはり「みんなで遊ぶ」という Wii の特性から「みんなでゲームしててメシ食いにいこうって話になって、Wii が起動してるついでに Wii インターネットチャンネルでゲーム形式で店を選ぶ」という流れが少し楽しそうだったからです。

その中身ですが、飲食店を選ばせるゲームなんて、ちょっとやそっとじゃ面白く作れそうにありませんので、みんなにも僕にも衝撃を与えた作品を参考にさせていただきました。


なんといいますか、ユーザーがツッコめる余地が残ってるのが好きなのです。幸か不幸か僕のスキルだと普通に作れば余地は勝手に残りますw。

Wii インターネットチャンネルで4人対戦する仕組みは「The MarioToo Flash/WiiMote API」を使わせていただきました。

過去のエントリでも言及していた「MarioToo を使うと FireBug がエラーを吐き続ける問題」ですが、wiimote.js の26行目の "return" を削除し左記のように、setInterval('WiiMotes()', 15); とすると治ります(MTL 山本さん&石橋さんが見つけてくださいました)。上記の本家サイトも対応していないバグですので報告しておきます。
同時に122行目あたりを:
var pad;
if(window.opera){
pad = opera.wiiremote.update(n);
}else{
return;
}
とすることで、Opera(Wii)以外でブラウズした時に表示されるエラーを回避できます。

キャラは Poser のデフォルトのモデルを流用。BGM&効果音は「Soundsnap.com」から。フォントは miniml というサイトの uni というフリーフォントと「FONTWIRE 3400 EXTRAPACK for Macintosh」です。今回はできあいのもので個人がどこまで表現できるか(楽しめるか)を多少意識しながら制作してみました。

作り手として勝手に描く妄想

地方によっては登録店数が少ないエリアの場合、最後にお店が見つからないこともあります。そんな時はガッカリな感じですが、それでもビル頂上に辿り着くまでの料理選択画面で、みんなでワイワイ「あ、鍋食いたいな」とか「マグロうまそう」とか、お店を選ぶ上でのヒントが自然と交わされるのではないか。最終の集計結果に関わらず、いじられキャラは蹴落とされるし、カワイイ女の子のリクエストは優先される。検索結果に頼らずとも、場のきっかけと雰囲気が作れたらいいなと思います。

一応 PC のキーボードでも4人対戦できるようにはしてありますが、ほとんどネタです。ネタと理解してもらえた上で、会社の昼休みにでも狭いキーボードで4人で遊んでもらって、意中のアノ子と手が触れ合うきっかけになってくれればいいなと思います。

感想

重ね重ね、Wii へのリンク導線が用意できていないのがユーザーの皆さんに申し訳ないですが、Wii ならではの操作感とプレイ体験が味わえるのでよろしくお願いします。

ミセエラビル(http://www.designshowcase.jp/hotpepper/mtl/terai/)

少なくとも自分が Wii の後で外食する時には使おうと思います。

Comment:1

tera 2008-03-04 (火) 03:17

書くまでもありませんが、実績のない僕が企画に参加できたのは MTL 内部関係者だからであって、新進気鋭のトップクリエイターだからではありません。

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持っている Flash & ActionScript 関連本の中から、自分的おすすめの読む順番をご紹介。各書籍のレビューは books カテゴリからご覧頂けます。
この順番でどう?(AS3.0)
  • Adobe Flash CS3 詳細! ActionScript 3.0 入門ノート (DVD付)
    Adobe Flash CS3 詳細! ActionScript 3.0 入門ノート (DVD付)

    デザイン方面からFlashデビューして、そのままAS2.0を使うようになった人が、難しいと評判のAS3デビューする時の最初の1冊として、とにかく目を通しておくと良いかと思います。プログラミング経験の少ない方でも、サンプルをじっくり読めば、ゼロからのAS3デビュー可。
  • ActionScript 3.0 アニメーション
    ActionScript 3.0 アニメーション
    洋書「Making Things Move!」の日本語訳本。ActionScript3.0で数学的アニメーションを作ることがメインテーマなのですが、前半部分でAS3.0の基礎を分かり易く解説されています。後半の重力, IK, 3D表現等のアニメーション解説も楽しい。僕はこれのAS2.0洋書版を読んでFlashの面白さに気付きました。
  • Adobe Flash CS3 詳細! ActionScript3.0入門ノート2 (CD-ROM付)
    Adobe Flash CS3 詳細! ActionScript3.0入門ノート2 (CD-ROM付)
    この次の辞典のような洋書を読む前の事前知識としてこの本の内容を理解しておくといいかも。
  • Essential ActionScript 3.0 (Essential)
    Essential ActionScript 3.0 (Essential)

    900ページ以上ある相当分厚い本。基礎からOOPまでを解説。ほぼ網羅しているので、これを抑えておけばAS3博士になれそう。
  • Actionscript 3.0 Cookbook
    Actionscript 3.0 Cookbook

    ActionScript3.0のリファレンス本。問題とその解決法が1ページぐらいで細分化されているので空いた時間にちょっとずつ読み進められる。WebでAS3のソースを見て勉強する時の字引としても使う。ただ、時期的に初期の本なので、AS3自体が仕様変更してたりするので正誤表は必読。
  • Object-Oriented Actionscript 3.0
    Object-Oriented Actionscript 3.0

    7/23に発売されたFlash&OOP本。AS2.0版は持っているのだけど、オブジェクト指向の初歩的な解説から入って、後半は僕の理解を超える難度になっていきました。今度こそ理解できるか?
この順番でどう?(AS2.0)
  • Foundation Actionscript Animation: Making Things Move (Foundation)
    Foundation Actionscript Animation: Making Things Move (Foundation)

    スクリプトでアニメーションさせる方法を学べる。プログラムの知識というよりも数学や物理の知識が必要。バネの表現や3D表現など、汎用性の高いテクニックを身に付けられ、個人の表現力をレベルアップするのに最適。参考までに、僕が調べた英単語リスト。2007年4月に、AS3対応版も発売されました。
  • ゲーム開発のための数学・物理学入門 Beginning Math and Physics for Game Programmers
    ゲーム開発のための数学・物理学入門  Beginning Math and Physics for Game Programmers

    「Making Things Move!」の世界を突き詰めたい人用のステップアップのための本。行列や物理運動、2D/3D表現。Flashの本ではなく、じっくり読むタイプの本なので、あとまわしにしてもいいかも。
  • Flash 8 Essentials
    Flash 8 Essentials

    Flash8の新機能を紹介。全10章が独立した構成で、興味のある部分から読めます。フィルタやビットマップ、ビデオの使い方とかを、基礎から順を追って理解していけるので、ゼロからスクリプティングできるようになる。僕はビットマップ関連の作業の際のリファレンスとして常用しています。
  • .fla―Idea of Flash Creation
    .fla―Idea of Flash Creation

    上の本でFlash8の基本を身に付けて、それをどう面白い表現に落とし込むかを学べます。深津さんの、試行錯誤・実験しやすいスクリプティング、クラス設計に凄さを感じました。YouTubeやFlickrのAPI、PHPとの連携記事も。
  • FLASH ActionScript 2.0入門完全ガイド+実践サンプル集 [CD-ROM付]
    FLASH ActionScript 2.0入門完全ガイド+実践サンプル集 [CD-ROM付]

    ここまでで表現力が付き、テンションが上がるので、その勢いで難解なオブジェクト指向に挑戦。プログラム経験のない人がいきなり英語のOOP本を読むのは厳しい。この本で継承とかインターフェースとかポリモーフィズムとかの用語を理解しておくといいかも。
  • オブジェクト指向でなぜつくるのか―知っておきたいプログラミング、UML、設計の基礎知識―
    オブジェクト指向でなぜつくるのか―知っておきたいプログラミング、UML、設計の基礎知識―

    Flashの本ではありませんが、OOPの概念を気軽に読めるボリュームで解説してくれます。英語と日本語のOOP用語の対応を図るためにも「Object-oriented Actionscript for Flash 8」と併読するのがおすすめ。なんとなく読んでおくだけでも結構違うのでは。
  • Object-oriented Actionscript for Flash 8
    Object-oriented Actionscript for Flash 8

    前半はOOPの利便性や基本の紹介。デザインパターンやMVCの理解。13章からグッと難しくなって大変。Flash8対応。
  • Essential Actionscript 2.0
    Essential Actionscript 2.0

    上の本よりもさらにOOPプログラマ向け。同じOOP本ということでやや重複しており、こちらはMX2004時代の本なので見送ってもいいかも。分かりやすい英語で良著。この本のAS3版が出たら間違いなく買い。

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