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深澤直人さんの本3冊

デザインの輪郭
デザインの輪郭

すでに何度も紹介していますが、最近この本が机の上に置きっぱなしになっていて、ふとした時に適当に開いて読むのだけれど、何度読んでもテンションが上がってしまいます。こういう本をバイブルというのでしょうか。

ブログや書籍等で、Webクリエイターさんの想いや心がけを垣間見ることができるようになりましたが、そこで言及されている内容が、上の本に見事に集約されているような感じがします。何箇所か引用して紹介しようと思いましたが、ほとんど全文が印象深いためにピックアップできません。(僕はハマりすぎてるのでしょうか?)

なぜプロダクトデザイナーである深澤直人さんの文章が、Webに通じるのかについてですが、上の本も含め、深澤さんの本は、プロダクトの形について語るのではなく、プロダクトがその形になるに至った思想、それが使う人との関係性(インタラクション)からの着想であることが丁寧に書かれているのです。
それはユーザーに「インタラクティブ体験」を提供し、ユーザを「おもてなす」ことが大切なWebコンテンツにモロに通じる内容であるからでしょう。

2005年に買って最初に読んだときは「字がでかいなぁ。本の大きさと手触りがいいなぁ。あ、字が大きいからすぐ読み終わっちゃったよ。」という残念な読み方をしてしまいましたが、あれから僕もWebコンテンツを考える機会が増えたせいか、あるいは他の有名クリエイターさんの文章を読みまくって影響された結果なのか、深澤さんの本の内容がなんとなく実感として理解できるようになってきました。
一回読み終えたら読み返すことが少ない僕ですが、この本は読むたびに発見が!って、ついついよくある宣伝文句を書いてしまいますw。

あとは深澤さんの書籍全般でわりと言及されている、「俳句の世界がデザイン思想に通じる」という部分。僕が俳句未経験なので今は実感が持てませんが、その他の文章でこれだけ実感できるのだから、Webデザイナーの素養として俳句をやるのもいいんじゃないか?とか思ってしまいます。

上の「デザインの輪郭」は思想ベースの構成で、一方、

デザインの生態学―新しいデザインの教科書
デザインの生態学―新しいデザインの教科書

は、深澤さんはじめ3名の共著ですが、いろいろ具体例を挙げて説明・対談するという形式の書籍です。ちょっとまとまった時間にじっくり読むタイプの本ですが、以前中村勇吾さんのMAX感想文エントリで紹介した「ユーザを2度驚かせる」というWebコンテンツの重要なファクターが、この書籍(P105)にて深澤さんが「First Wow/Last Wow」としてキーワード化して言及されています。一体僕は初読時に何を読んでいたのやら、、これも昨日読んでて見つけてビックリしました。

僕は深澤直人さんの作品は発表の度にだいたいチェックしているのですが、もしあまり知らないよという人は最近出た下の本:

NAOTO FUKASAWA
NAOTO FUKASAWA

深澤デザインのプロダクトの写真集なのですが、一般的なプロダクト写真集と違って、各プロダクトについての相当量の読みごたえのある文章が書かれていて、「あ~、デザインってこんなに考えているんだ。そりゃ金とれるわなぁ。」と市井の人に分かってもらえるような分かりやすい表現でプロの思考を知ることができます。さすがにちとお値段高めですが、綺麗な本です。

以上3冊、僕的にはヒットの本です。もちろん読者の中には「言い訳がましい」とAmazonレビューにもあるように、読んで合わない人もいるんでしょうが、僕としてはこの本に共感できる人とだけ仲良くしていたい、分からない人とは関わりを持たずにいたいという「踏み絵」的な位置付けの書籍、そういう意味でも「バイブル」です。

Comment:3

じゃむ 2008-03-24 (月) 23:58

すごく分かります、その気持ち。

自分もwebの世界で四苦八苦しておりますが、
ふっとしたきっかけで2番目に紹介されている「デザインの生態学」に出会う事が出来ました。

自己主張をせず、日々移り変わる環境に物の本質を委ね、人々が本当に必要としているものは、自然に見えてくる、そう感じました。

読んだ後に、本当に自分が作りたい物は、何なのだろうっとよけいに悩み始めましたが、それは、作りたい物に対して、真剣に考え始めることが出来たからだと思います。

プロダクトという、手に触れる事が出来るモノと、僕がいる画面を通してしか触れ合えないモノ。違うはずなのにとても学ぶ事が多い、本当に教科書的な書籍でした。

tera 2008-03-25 (火) 08:11

>じゃむさん
コメントありがとうございます。
Web関連にアンテナをはって暮らしていると、周りのものが全てWeb製作に通じるのでは!?という視点になるのも一因だとも思うのですが、それにしても深澤さんの文章はささるんですよねぇ。

kawa-kitty 2008-03-30 (日) 14:04

おおー、最初の2冊は僕も読みました
僕的にもこの本はバイブルとしてたまに読んでいます。

深澤さんは、僕の目指す人の一人です
深澤さんがWEBをあまり良しと思っていないこと以外は・・・

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持っている Flash & ActionScript 関連本の中から、自分的おすすめの読む順番をご紹介。各書籍のレビューは books カテゴリからご覧頂けます。
この順番でどう?(AS3.0)
  • Adobe Flash CS3 詳細! ActionScript 3.0 入門ノート (DVD付)
    Adobe Flash CS3 詳細! ActionScript 3.0 入門ノート (DVD付)

    デザイン方面からFlashデビューして、そのままAS2.0を使うようになった人が、難しいと評判のAS3デビューする時の最初の1冊として、とにかく目を通しておくと良いかと思います。プログラミング経験の少ない方でも、サンプルをじっくり読めば、ゼロからのAS3デビュー可。
  • ActionScript 3.0 アニメーション
    ActionScript 3.0 アニメーション
    洋書「Making Things Move!」の日本語訳本。ActionScript3.0で数学的アニメーションを作ることがメインテーマなのですが、前半部分でAS3.0の基礎を分かり易く解説されています。後半の重力, IK, 3D表現等のアニメーション解説も楽しい。僕はこれのAS2.0洋書版を読んでFlashの面白さに気付きました。
  • Adobe Flash CS3 詳細! ActionScript3.0入門ノート2 (CD-ROM付)
    Adobe Flash CS3 詳細! ActionScript3.0入門ノート2 (CD-ROM付)
    この次の辞典のような洋書を読む前の事前知識としてこの本の内容を理解しておくといいかも。
  • Essential ActionScript 3.0 (Essential)
    Essential ActionScript 3.0 (Essential)

    900ページ以上ある相当分厚い本。基礎からOOPまでを解説。ほぼ網羅しているので、これを抑えておけばAS3博士になれそう。
  • Actionscript 3.0 Cookbook
    Actionscript 3.0 Cookbook

    ActionScript3.0のリファレンス本。問題とその解決法が1ページぐらいで細分化されているので空いた時間にちょっとずつ読み進められる。WebでAS3のソースを見て勉強する時の字引としても使う。ただ、時期的に初期の本なので、AS3自体が仕様変更してたりするので正誤表は必読。
  • Object-Oriented Actionscript 3.0
    Object-Oriented Actionscript 3.0

    7/23に発売されたFlash&OOP本。AS2.0版は持っているのだけど、オブジェクト指向の初歩的な解説から入って、後半は僕の理解を超える難度になっていきました。今度こそ理解できるか?
この順番でどう?(AS2.0)
  • Foundation Actionscript Animation: Making Things Move (Foundation)
    Foundation Actionscript Animation: Making Things Move (Foundation)

    スクリプトでアニメーションさせる方法を学べる。プログラムの知識というよりも数学や物理の知識が必要。バネの表現や3D表現など、汎用性の高いテクニックを身に付けられ、個人の表現力をレベルアップするのに最適。参考までに、僕が調べた英単語リスト。2007年4月に、AS3対応版も発売されました。
  • ゲーム開発のための数学・物理学入門 Beginning Math and Physics for Game Programmers
    ゲーム開発のための数学・物理学入門  Beginning Math and Physics for Game Programmers

    「Making Things Move!」の世界を突き詰めたい人用のステップアップのための本。行列や物理運動、2D/3D表現。Flashの本ではなく、じっくり読むタイプの本なので、あとまわしにしてもいいかも。
  • Flash 8 Essentials
    Flash 8 Essentials

    Flash8の新機能を紹介。全10章が独立した構成で、興味のある部分から読めます。フィルタやビットマップ、ビデオの使い方とかを、基礎から順を追って理解していけるので、ゼロからスクリプティングできるようになる。僕はビットマップ関連の作業の際のリファレンスとして常用しています。
  • .fla―Idea of Flash Creation
    .fla―Idea of Flash Creation

    上の本でFlash8の基本を身に付けて、それをどう面白い表現に落とし込むかを学べます。深津さんの、試行錯誤・実験しやすいスクリプティング、クラス設計に凄さを感じました。YouTubeやFlickrのAPI、PHPとの連携記事も。
  • FLASH ActionScript 2.0入門完全ガイド+実践サンプル集 [CD-ROM付]
    FLASH ActionScript 2.0入門完全ガイド+実践サンプル集 [CD-ROM付]

    ここまでで表現力が付き、テンションが上がるので、その勢いで難解なオブジェクト指向に挑戦。プログラム経験のない人がいきなり英語のOOP本を読むのは厳しい。この本で継承とかインターフェースとかポリモーフィズムとかの用語を理解しておくといいかも。
  • オブジェクト指向でなぜつくるのか―知っておきたいプログラミング、UML、設計の基礎知識―
    オブジェクト指向でなぜつくるのか―知っておきたいプログラミング、UML、設計の基礎知識―

    Flashの本ではありませんが、OOPの概念を気軽に読めるボリュームで解説してくれます。英語と日本語のOOP用語の対応を図るためにも「Object-oriented Actionscript for Flash 8」と併読するのがおすすめ。なんとなく読んでおくだけでも結構違うのでは。
  • Object-oriented Actionscript for Flash 8
    Object-oriented Actionscript for Flash 8

    前半はOOPの利便性や基本の紹介。デザインパターンやMVCの理解。13章からグッと難しくなって大変。Flash8対応。
  • Essential Actionscript 2.0
    Essential Actionscript 2.0

    上の本よりもさらにOOPプログラマ向け。同じOOP本ということでやや重複しており、こちらはMX2004時代の本なので見送ってもいいかも。分かりやすい英語で良著。この本のAS3版が出たら間違いなく買い。

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