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Web Designing で短期集中連載

Web Designing (ウェブデザイニング) 2008年 08月号 [雑誌]
Web Designing (ウェブデザイニング) 2008年 08月号 [雑誌]

「Web Designing」誌にて連載をさせていただくことになりました。

Flash開発の新機軸「ActionScriptライブラリ」(概要は「最新号の内容」で)についてです。

内容

今月号では「ActionScriptライブラリの基礎知識と準備方法」

  1. ActionScript ライブラリを使う理由
  2. ActionScript ライブラリを使うための下準備
  3. Subversionクライアントツールの使い方(※Win は tortoiseSVN、Mac は Subcommander での解説です。両ツールとも僕の環境で動作確認しています。Mac はこれぞ決定版!という SVN クライアントはまだなくて、Versions 等々他にもあるけれど、使い方は似たようなものなので適宜応用してください。)
  4. ジャンル別ActionScript 3.0用ライブラリ一覧表

という構成で8ページ書いています。そもそも「ライブラリ」って何?レベルだった僕が ActionScript ライブラリというものを使う上で気付いてきた点などを中心に書きました。


紙面の都合上、いくつかの項目をカットしました。以下にて一部ご紹介いたします。本の記事を読んだ後で、もし興味あれば参考にしてください。

ライブラリとフレームワークの違い

厳密にいうとライブラリは機能を呼び出す、文字通り書庫(ライブラリ)から各製作者が欲しい本(機能)を持ってきて読む(使う)イメージです。逆にフレームワークはそれが提供する機能に各ユーザが書いたコードを呼び出してもらう、自分が作ったパーツ(コード)を鋳型(フレーム)にはめ込んでしまえば製品が出来上がるというイメージです。 「使うことで作業効率が上がる」という目的は同じですので、とにかく使っていればイメージがつかめてくるかと思います。 一般的にはライブラリの方がピンポイントで効果が確認できる分、学習の導入として良いでしょう。 補足:さらにライブラリとAPIというのも厳密には区別できるそうですが、どちらもユーザが呼び出して活用できる便利なものという意味でイメージしておけばいいかと思います。

Subversionの項:「Checkout」と「Export」の違い

実はどちらを選んでも、同じようなパネルが開き、ネット上のリポジトリから自分のPCに欲しいライブラリ(フォルダ)をダウンロードすることができます。両者の違いは「Checkout」はライブラリ入手後も、好きな時にネット上のリポジトリの更新状況をチェックすることができたり、入手後のライブラリに自分が修正を加えたかどうかが分かったり、その修正内容をネット上のリポジトリに反映(コミット)できたりします。PC上のフォルダアイコンに編集や更新情報を示すチェックマークが付き、右クリックでいろんなSubversion機能が使えます。

wd_export.jpg

これに対し「Export」は、現時点でリポジトリ上の取得したいフォルダの内容をダウンロード(Export)するだけで、今後のリポジトリとの関係性(更新や監視など)はなくなります。「チェックアウトの方が多機能でいいじゃん!」という印象になりますが、エントリーレベルのライブラリ使用者がライブラリファイル自体を修正することはまずありませんし、修正結果をリポジトリに反映する際にはパスワードを求められる場合がほとんどです(誰もがリポジトリ本体を修正したら大変ですからね)。「Checkout」を選ぶメリットの一つは「SVN Update」でネット上のリポジトリに変更があれば、PC上にダウンロードしていたライブラリを手軽にアップデート(同期)できることですが、ライブラリに大きな変更があった際に変更内容を十分理解しないままアップデートして下位互換がなくなったためにそれまで動いていたコードが動かなくなることもたまにありますので注意しましょう。 補足:プロジェクトフォルダ内の既存のsrcフォルダ(既に他のライブラリが入っている)に新規にリポジトリから別のライブラリをCheckoutしてくる場合などでは、今回の設定方法(srcフォルダをCheckoutする方法)ではSubversionクライアントツールに警告されることがあります。クライアントツールはネット上のリポジトリの状況と照合し続けようとしているのに、照合しようのないライブラリが混在してしまうことになるからです。 いくつかのライブラリを併用する場合、クライアントツールに警告されてCheckoutできないような状況ならExportしましょう。

※本誌にて紹介している Subversion ツールの使い方は「とにかく svn 配布のライブラリを取得する目的のため」の使い方に特化した解説記事です。あくまで Subversion の一部機能の説明なので、記事だけを読んで「俺 Subversion マスターしたぜ!」ってのはやばいです。

その他、このブログ読者の方への補足

2年前の僕は「グローバルクラスパス」派でした(参考:trick7.com blog: カスタムクラスとクラスパス)が、今回を機にいろんな人の意見を伺うと、制作の現場では「ドキュメントレベルのクラスパス」が主流(便利)とのこと。それをふまえて、今後の僕&連載では「ドキュメントレベルのクラスパス」設定を推奨します。クラスパスって何?って人も連載を読んでいただければ分かるように書いた(はず)なので読んでみてください。


今連載での僕個人の目標は「ライブラリ未経験の方が(ネット上に散らばっている解説を見ずとも、)今連載だけをまとめて読めば、少なくとも tweener の素晴らしさを体験できる(次号tweener解説予定)。svn配布系のライブラリも面倒がらずに使ってみようというモチベーションを持てる。」ようになっていただくことです。制作会社で先輩が新人さんに「ASのライブラリって何ですかね?」って聞かれた時に、「これ読めばいいと思うよ。」って本を渡すだけで済むような、そんな風になれればなと思っています。

もし、「連載の通りやったらできた!」「記事通りやるとここでひっかかったよ。」「あの概念は説明しといた方がいいかもー。」とかございましたら、上の目標のためにも参考にさせていただこうと思いますので(全部は反映できないけれど)、教えてくださいお願いします。Web Designing の読者アンケートページからコメントいただくといいのかも。

最後になりましたが、中身をご覧いただければ分かるのですが、参考サイトを引用しまくりです。いつも素敵な記事・サイト・ライブラリを公開してくださる皆々様のおかげです。記事中での謝辞や・事前のお伺いのご連絡等できずにすみません。字数やスケジュールの都合で滞りましたすいません。本当にありがとうございます。
あと、僕の23459文字にも及ぶ生原稿を、スッキリ&記事っぽく校正、レイアウトしてくださった担当の今里さん、ありがとうございました。次号もおそらく文字だらけです。そして〆切に遅れないように努力します。

Comment:4

Shinro Kato 2008-07-22 (火) 10:44

mixiの日記で「グローバルパス」か「クラスパス」かのアンケートを採られていたのはこれだったんですね。
「Web Designing」、拝読させていただきます!

tera 2008-07-26 (土) 10:49

>Shinro Katoさま
コメントありがとうございます。
みんながみんな「ドキュメントレベルのクラスパス」派だったので、誌面上でも断言しておきましたw。
あとTweenerのドキュメントにもグローバルクラスパスのデメリットが2点ほど書いてあったので間違いないかと思いますー。
今月の「Web Designing」はAjax特集の中でKAYACの方が素敵に「SWFUpload」の解説をされているので必見です。

Aquioux 2008-07-28 (月) 21:47

『Flash開発の新機軸「ActionScriptライブラリ」』とは面白そうな記事が載っているな、と先般、久しぶりに Web Designing を購入し、記事を読んで驚きました。
PV3D の欄で、参考記事として当方のブログの URL が記載されているじゃあありませんか。
ご紹介いただき感謝感激です。ありがとうございます。
でもワタクシ的には PV3D のエントリーよりも Tweener のエントリーの方をチヤホヤして欲しいです。
と、あからさまに宣伝してみました、すいません。
冗談はさておき、ご紹介いただき光栄の極み。ありがとうございました。

tera 2008-07-28 (月) 22:05

>Aquiouxさま
そういっていただけますと大変助かります。
こちらこそ、紹介させていただきありがとうございました!
事前にお伝えすることが間に合わずすみません。
以前僕のブログURLが他誌に掲載されたことがあって、相当嬉しかった記憶があるので、大丈夫かなと思いつつ今回皆様のURLを紹介させていただきました。
今後ともいろいろと参考にさせていただくことになるかと思います。何卒よろしくお願いいたします。

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持っている Flash & ActionScript 関連本の中から、自分的おすすめの読む順番をご紹介。各書籍のレビューは books カテゴリからご覧頂けます。
この順番でどう?(AS3.0)
  • Adobe Flash CS3 詳細! ActionScript 3.0 入門ノート (DVD付)
    Adobe Flash CS3 詳細! ActionScript 3.0 入門ノート (DVD付)

    デザイン方面からFlashデビューして、そのままAS2.0を使うようになった人が、難しいと評判のAS3デビューする時の最初の1冊として、とにかく目を通しておくと良いかと思います。プログラミング経験の少ない方でも、サンプルをじっくり読めば、ゼロからのAS3デビュー可。
  • ActionScript 3.0 アニメーション
    ActionScript 3.0 アニメーション
    洋書「Making Things Move!」の日本語訳本。ActionScript3.0で数学的アニメーションを作ることがメインテーマなのですが、前半部分でAS3.0の基礎を分かり易く解説されています。後半の重力, IK, 3D表現等のアニメーション解説も楽しい。僕はこれのAS2.0洋書版を読んでFlashの面白さに気付きました。
  • Adobe Flash CS3 詳細! ActionScript3.0入門ノート2 (CD-ROM付)
    Adobe Flash CS3 詳細! ActionScript3.0入門ノート2 (CD-ROM付)
    この次の辞典のような洋書を読む前の事前知識としてこの本の内容を理解しておくといいかも。
  • Essential ActionScript 3.0 (Essential)
    Essential ActionScript 3.0 (Essential)

    900ページ以上ある相当分厚い本。基礎からOOPまでを解説。ほぼ網羅しているので、これを抑えておけばAS3博士になれそう。
  • Actionscript 3.0 Cookbook
    Actionscript 3.0 Cookbook

    ActionScript3.0のリファレンス本。問題とその解決法が1ページぐらいで細分化されているので空いた時間にちょっとずつ読み進められる。WebでAS3のソースを見て勉強する時の字引としても使う。ただ、時期的に初期の本なので、AS3自体が仕様変更してたりするので正誤表は必読。
  • Object-Oriented Actionscript 3.0
    Object-Oriented Actionscript 3.0

    7/23に発売されたFlash&OOP本。AS2.0版は持っているのだけど、オブジェクト指向の初歩的な解説から入って、後半は僕の理解を超える難度になっていきました。今度こそ理解できるか?
この順番でどう?(AS2.0)
  • Foundation Actionscript Animation: Making Things Move (Foundation)
    Foundation Actionscript Animation: Making Things Move (Foundation)

    スクリプトでアニメーションさせる方法を学べる。プログラムの知識というよりも数学や物理の知識が必要。バネの表現や3D表現など、汎用性の高いテクニックを身に付けられ、個人の表現力をレベルアップするのに最適。参考までに、僕が調べた英単語リスト。2007年4月に、AS3対応版も発売されました。
  • ゲーム開発のための数学・物理学入門 Beginning Math and Physics for Game Programmers
    ゲーム開発のための数学・物理学入門  Beginning Math and Physics for Game Programmers

    「Making Things Move!」の世界を突き詰めたい人用のステップアップのための本。行列や物理運動、2D/3D表現。Flashの本ではなく、じっくり読むタイプの本なので、あとまわしにしてもいいかも。
  • Flash 8 Essentials
    Flash 8 Essentials

    Flash8の新機能を紹介。全10章が独立した構成で、興味のある部分から読めます。フィルタやビットマップ、ビデオの使い方とかを、基礎から順を追って理解していけるので、ゼロからスクリプティングできるようになる。僕はビットマップ関連の作業の際のリファレンスとして常用しています。
  • .fla―Idea of Flash Creation
    .fla―Idea of Flash Creation

    上の本でFlash8の基本を身に付けて、それをどう面白い表現に落とし込むかを学べます。深津さんの、試行錯誤・実験しやすいスクリプティング、クラス設計に凄さを感じました。YouTubeやFlickrのAPI、PHPとの連携記事も。
  • FLASH ActionScript 2.0入門完全ガイド+実践サンプル集 [CD-ROM付]
    FLASH ActionScript 2.0入門完全ガイド+実践サンプル集 [CD-ROM付]

    ここまでで表現力が付き、テンションが上がるので、その勢いで難解なオブジェクト指向に挑戦。プログラム経験のない人がいきなり英語のOOP本を読むのは厳しい。この本で継承とかインターフェースとかポリモーフィズムとかの用語を理解しておくといいかも。
  • オブジェクト指向でなぜつくるのか―知っておきたいプログラミング、UML、設計の基礎知識―
    オブジェクト指向でなぜつくるのか―知っておきたいプログラミング、UML、設計の基礎知識―

    Flashの本ではありませんが、OOPの概念を気軽に読めるボリュームで解説してくれます。英語と日本語のOOP用語の対応を図るためにも「Object-oriented Actionscript for Flash 8」と併読するのがおすすめ。なんとなく読んでおくだけでも結構違うのでは。
  • Object-oriented Actionscript for Flash 8
    Object-oriented Actionscript for Flash 8

    前半はOOPの利便性や基本の紹介。デザインパターンやMVCの理解。13章からグッと難しくなって大変。Flash8対応。
  • Essential Actionscript 2.0
    Essential Actionscript 2.0

    上の本よりもさらにOOPプログラマ向け。同じOOP本ということでやや重複しており、こちらはMX2004時代の本なので見送ってもいいかも。分かりやすい英語で良著。この本のAS3版が出たら間違いなく買い。

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